マイキャリアコラム
ひとり一人の描くキャリアパスと
働き方が叶う環境
NECネクサソリューションズでは、
社員のなりたい姿を尊重するとともに、
それぞれの個性を発揮できる職場づくりを
目指しています。
そんな環境において、先輩社員たちはどのような
キャリアを歩んでいるのでしょうか。
二人の社員の事例をもとに、
キャリアパスや働きやすさへの
取り組みについてもご紹介します。
- システムエンジニア
- ソリューション営業

- T.T
- 2004年入社
システムエンジニア マネージャー
現在、製造装置業のお客様の基幹システムやPLMシステムの提案・導入・開発・保守を一貫して行う第三システム事業部第二システム部にて業務に従事。中でも、システム導入プロジェクトにおけるプロジェクトマネジメント業務や、所属するチームの予算管理・運営に携わる。
マイキャリア
研修・OJT
携わった仕事内容
- ●ERP(※1)財務管理システム導入プロジェクトでプログラム製造、テスト、
保守を担当 - ●ERP販売会計システム導入プロジェクトで設計・開発・導入〜保守を担当
など
取得した資格
- ●基本情報技術者(情報処理技術者試験)
- ●日商簿記3級
仕事で心がけていたこと
学生時代の勉強と同じく、仕事の予習・復習は常に心がけていました。また、分からないことはそのままにせず、先輩や同僚に聞くことも意識していたと思います。新入社員研修では、周囲の同期がブラインドタッチやExcel関数を巧みに操る中、ほとんどPCを触ったことのなかった自分だけが研修についていけず、取り残されていると感じたことが印象に残っています。その後、研修を経て人並にはなりました。OJTでは、営業部門に体験で配属された際の経験が印象的で、先輩とはじめてお客様を訪問し、非常に緊張したことを今でも覚えています。
初級システム
エンジニア
携わった仕事内容
- ●ERP会計システム導入プロジェクト(小規模)でプロジェクトリーダーを担当
- ●ERP販売会計システム二次開発プロジェクト(小規模)で
プロジェクトリーダーを担当
など
取得した資格
- ●日商簿記2級
仕事で心がけていたこと
担当するプロジェクトにおいて「自分がリーダーとして責任を持ってやり遂げる」という意識は、若いうちから持っていたように思います。また、それまでアサインされていたプロジェクトで上司から徹底して指導されていた「WBS(※2)を作成し、PDCA(※3)サイクルを回してお客様や上長に適宜報告すること」は、愚直に行っていました。この経験は、今の私の根幹になっています。また、この頃から、担当するプロジェクトの規模や業務範囲を広げていきたいと考えていました。
アプリケーション
スペシャリスト
携わった仕事内容
- ●大手鉄道会社向けERP会計システムグループ会社導入プロジェクトで
タスクリーダーを担当 - ●その後グループ会社向け段階導入プロジェクトのプロジェクトリーダーを担当
など
取得した資格
- ●応用情報技術者(情報処理技術者試験)
仕事で心がけていたこと
この頃、特に心がけていたのは、プロジェクトを遂行していくために必要な作業を「見える化」することです。お客様や上司、プロジェクトメンバーなどのプロジェクトに関わる方とコミュニケーションを密に取り、その時々の状況を同じ粒度で共有し、認識齟齬がないように努めていました。

プロジェクト
リーダー
携わった仕事内容
- ●ERP販売会計システムバージョンアッププロジェクト(大規模)で
プロジェクトリーダーを担当 - ●ERP販売会計及び周辺システム導入プロジェクト(大規模)で
プロジェクトリーダーを担当
など
取得した資格
- ●プロジェクトマネージャー(情報処理技術者試験)
仕事で心がけていたこと
プロジェクトが大規模になればなるほど、お客様はもちろん、パートナー会社様や連携システムベンダー様、社内における幹部クラスの方々など、関わる方の範囲が広がります。一方で、全員と同じレベルでコミュニケーションを取ることはできませんので、状況に応じたコミュニケーションの取り方を心がけていました。また、キャリアとしては、プロジェクトマネージャーとしての自分の姿を意識するようになりました。
プロジェクト
マネジメント
携わっている仕事内容
- ●大規模ERPシステム導入プロジェクトでプロジェクトマネージャーを担当
- ●複数のプロジェクトにおいて同時並行でプロジェクトマネージャーを担当
など
取得した資格
- ●PMP(※4)
仕事で心がけていること
社内的には、プロジェクトリーダーに任せる仕事と、自分が行うべき仕事の線引きを意識しています。本来リーダーが成すべき仕事を自分が巻き取ってしまうと、一時的なその場しのぎにはなっても将来的にはリーダー自身のためになりません。そのため、現在はリーダーのプロジェクト遂行のサポートに徹しています。一方で、社外的には、普段から情報収集に関するアンテナを高く持ち、お客様と対等、もしくはそれ以上の目線に立って話せるよう心がけています。また、仕事の基本ではありますが、相手の立場に立って物事を考えることが非常に重要になりますので、肝に銘じています。

今後の目標
今後はゼネラリストとして、NECネクサソリューションズを牽引できる人材を目指していきたいです。昨今は、移り変わりの激しい時代であることを痛感しています。だからこそ、自分が関わる業種業態の知識・スキルの獲得だけでなく、DXや最先端技術、さらにはジョブ型などの働き方に関する情報も積極的に収集し、獲得した知見を社内外に発信していきたいと思います。
印象に残っている研修
- 中堅社員研修
- ※入社4年目に受講
入社後「3年でプロ」として、これまでの3年間の振り返りや会社の掲げるプロフェッショナル像を再確認し、キャリアビジョンを明確にする研修です。また、研修者同士の情報交換や、新たなつながりの創出なども目的としています。この研修を受講することで、自分の立ち位置を相対的に把握できました。また2日間と長丁場ということもあり、同期の活躍も深く知れたことを覚えています。打ち上げの飲み会も楽しかったですね。さらに、同期だけでなく、職場の上長にも研修会場に来場してもらい、その場で4年目から定年までのキャリアパスを発表したことが強く印象に残っています。自らの意志を、人前で宣言することが重要だと実感しました。
- 論理思考の文書技術研修
- ※入社7年目に受講
複雑で分かりづらい情報や思想を整理し、正確に伝わる文書の作成能力を高めるための研修です。読み手に理解してもらうための書き方や手法を、体系化して教えてもらえる講義は、非常に分かりやすかったです。また、資料を論理的に構造立てて作成できるようになったことで、実務にも良い影響があり、これまでに受講した研修の中でも特に印象に残っています。
キャリアパスを振り返って
NECネクサソリューションズでは、キャリアモデルやキャリアパスがしっかりと定められているので、自らの目指す姿に向かって成長することができます。定期的に実施する「キャリアレビュー」や「1on1」の制度を通じて、上司と会話をしながらキャリア形成と振り返りができる点も、安心してキャリアを築ける理由の一つです。また、研修や資格は、キャリアモデルに合わせて選択できることも魅力的だと思います。そして今後は、DXや最先端技術の革新も含めたキャリアモデルやキャリアパスを充実させたいです。私たちのような現場と人事部門が協力し合いながら、検討していく必要があると考えています。

※2 WBS:Work Breakdown Structureの略、プロジェクト全体を細かな作業(Work)に分解(Breakdown)した構成図(Structure)
※3 PDCA:Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)の仮説・検証型プロセスを循環させ、マネジメントの品質を高めようという概念
※4 PMP:Project Management Professionalの略、プロジェクトマネジメントの専門家であることを証明する資格

- M.U
- 2008年入社
ソリューション営業 マネージャー
現在は、印刷業・出版業を中心とするメディア業界のお客様へのソリューションを提案する製造・装置ソリューション事業部第五営業部に所属。印刷物を制作するための編集システムの導入や、周辺課題の解決に向けてお客様と検討を行うチームで、営業マネージャーを務める。
マイキャリア
研修・OJT〜
一度目の
産休取得まで
携わった仕事内容
- ●入社後はサービス・小売業界担当の営業グループに配属され、
居酒屋チェーン様のPOSシステムの更新に携わる - ●入社2年目以降、メディア業界担当の営業グループに異動し、
印刷業界の販売・生産管理システムの提案を担当
仕事で心がけていたこと
「早く一人前になりたい」という気持ちが強く、色々なことに積極的に挑戦していました。その一方で、空回りも多かったように思います(笑)。何をするにも時間がかかってしまい、効率的にできない自分に落ち込むこともありました。しかし、そんな中で社内外の様々な方に助けていただき、「周りを巻き込んで仕事を進める楽しさ」を学んでいったように思います。この期間に出会った方々には、今でも大変お世話になっています。
産休・育休取得
第一子出産のため、
産休・育休を約1年間取得
仕事復帰
携わった仕事内容
- ●育休から復帰し、営業支援として営業メンバーのサポートを行う
※育児短時間勤務制度を活用した勤務スタート

二度目の
産休・育休取得
第二子出産のため、
産休・育休を約1年間取得
仕事復帰
携わった仕事内容
- ●育休から復帰し、M&Aプロジェクトのサポートを担当
取得した資格
- ●ワーク・ライフバランスコンサルタント
仕事で心がけていたこと
産休を取得し、子育ても経験する中で、仕事に対する考え方にも変化が生まれました。それまでは目の前の仕事だけで頭がいっぱいになっていましたが、家庭とのバランスを意識することで視野が広がり、会社の中でも周りが少しずつ見えはじめたように思います。また、急なお休みに備えて周囲のメンバーへの仕事の共有方法を工夫したり、時短勤務の中でも効率を上げて仕事に取り組んだりと、新たなスキルも身につきました。
主任昇格、
マネージャー昇格
携わっている仕事内容
- ●入社12年目より、メディア業界担当の特定顧客対応チームに配属され、
顧客深耕対応を担当
※主任昇格 - ●入社14年目より、メディア業界担当の制作・編集システム拡販チームにて、
ソリューション軸での提案活動を担当
※マネージャー昇格
仕事で心がけていること
二度目の産休復帰後、会社からのすすめでワーク・ライフバランスコンサルタントの研修を受講し、資格を取得しました。私自身が時短勤務で学んだ内容を実践できることも含め、社会情勢や他社の取り組みなども知る機会となり、大変勉強になりました。また、主任昇格やマネージャー昇格は、自分にとって非常にチャレンジャブルでしたが、「どうなるか分からないけれど、やってみよう!」という気持ちで取り組みました。現在も試行錯誤しているところですが、充実した日々を送ることができています。

今後の目標
今年度からマネージャー職にチャレンジしているため、まずは基本のマネジメント業務をこなせるようになりたいです。そして、部下から「一緒に仕事がしたい」と思ってもらえるマネージャーを目指したいと考えています。そのため、現在はチームビルディングやコーチングのスキルについて研修や自己学習を通して勉強中です。いずれは自らの手で、チームメンバーの個性が存分に光るチームを築いていきたいと思います。
働きやすさを感じた制度
- 時短勤務制度
会社で定められている勤務時間から、30分単位で最大2時間まで勤務時間を短縮して働くことができる制度です。私の場合は自宅から会社まで距離があるため、最大の2時間まで活用しています。現在、小学生と保育園児の子どもが2人いますが、時短勤務制度のおかげでどちらも送迎ができています。
- スーパーフレックス制度
NECネクサソリューションズでは、コアタイムのないフレックスタイムでの勤務が可能です。自分自身でタイムマネジメントが必要ですが、少し早めに業務を終了して子どもを予防接種に連れて行ったり、1時間目だけ授業参観に参加した後、自宅へ戻って在宅勤務で業務を開始できたりと、この制度のおかげで仕事と家庭を両立させることができています。
働き方を振り返って
コロナ禍を経て、在宅勤務やフレックス制度の活用が推進されたことで、こんなにも働き方が自由になるとは想像していませんでした。今後もどんな変化が起こるのかは分かりませんが、VUCA(※1)の時代と言われる今だからこそ、その変化を楽しむくらいの柔軟性が必要なのかもしれないですね。また、NECネクサソリューションズにおいても、多種多様な考え方や価値観、個性を持った様々な人が働いています。私が周りの方々に柔軟な働き方を受け入れてもらえたように、私も周りのメンバーを受け入れ、相手を尊重しながらこれからも働いていきたいと思います。

- システムエンジニア
- ソリューション営業