INTERVIEWS
システムを通じて
お客様を導くのが、
SEという生き方だ。
A.W
システムエンジニア
2023年 キャリア採用入社
PROFILE
大学時代は「自然と共存しながらの観光地化」について学び、卒業後はホテルへ就職。フロント業務や新規施設の立ち上げを経験した後、IT業界に転職し、ヘルプデスク業務を担当しながらキャリアアップに向けて資格勉強にも励んだ。当社では、ホテルの基幹システムの提案・導入を担当しており、ホテル業界での経験も活かしてお客様に貢献している。

前職
大学卒業後はホテル業界に就職し、沖縄県のホテルや山口県の総合リゾートへの異動も経験しながら、フロントやレストラン業務、新規施設の立ち上げなど幅広い業務を経験しました。特に顧客満足度(CS)の向上を目的としたデータ分析や改善提案にやりがいを感じ、同僚と協力しながらCS向上に取り組んでいました。しかし、数年間勤務した後に働き方を変えるために転職を決意。そのタイミングで、システムエンジニアの「人と会話をしながらつくっていく」という仕事のあり方に魅力を感じ、IT業界へと転職しました。2社目のIT企業では、未経験ながらも管理部門のヘルプデスクとして勤務。業務と並行して資格勉強にも励み、クラウドコンピューティングや、ネットワーク技術に関する資格を取得するなどITスキルを磨いていきました。そして、自分が携われる領域をさらに広げたいと考え、当社でのキャリアをスタート。当社が担当しているシステム運用の中にはホテル向けの基幹システムも含まれており、面接官の方から「あなたの業界経験は武器になる」と言ってもらえたことが大きな後押しとなりました。

現在の仕事内容
私はシステムエンジニアとして、ホテル向け基幹業務システム「NEHOPS」の提案や導入を担当しています。このシステムは予約管理や売上管理、顧客情報管理を統合したもので、大型ホテルチェーンから小規模施設まで幅広く導入されているものです。さらに、基幹システムに付随して、スマートデバイスによる簡易チェックインを可能にする機器等を営業の方と協力しながら提案することもあります。そうした中での私の現在の主な業務は、要件定義をもとに、ホテルごとのオペレーションに合わせて最適化されるようデータベースやマスタの設定を行い、システム環境を構築することです。そして、現地に赴いて外部機器との連携やシステム切り替えを実施することもあります。これまでにホテル業界で培ってきた知識と経験のおかげで、ホテルの全体像を把握できているため、清掃状況を管理するシステムの導入や、チェックイン機器と基幹システムの連携などの部分から構成されるシステムの全体設計がスムーズにできていると感じています。
印象に残っている仕事
最も印象深いのは、ある大手ホテルチェーン様でのシステム導入プロジェクトです。この案件では、通常かかる導入期間を半分に短縮し、導入を完遂させることができました。初期段階では、外部機器との接続不具合やシステム連携の課題が発生しましたが、過去の資料をもとに原因を調査しながら修正を進めていき、周りの方々にも教わりながら解決に向けて作業を進めていきました。この案件を通じて得られたのは「システムエンジニアとは何か?」という価値観の大きな変化です。当社に入社するまでは、システムエンジニアとはお客様の要望に沿ってシステムを構築していく職種だという考えがありました。しかし、NECネクサソリューションズで働き、今回のような大規模な案件で様々な対応をする中で、ただ要望に沿ったシステムを構築するのではなく、お客様を導きながらシステムをつくり上げているという感覚を強く感じるようになったのです。今回の案件でも、実際にホテル現場のオペレーションの可能性が広がり、より優れた効果をもたらせたことを嬉しく思います。
ある1日のスケジュール
-
09:00
出社
メールやTODO
リストの確認。 -
10:00
ユーザー対応
お客様環境の
データのメンテナンス。 -
12:00
ランチ
会社周辺の
お店でご飯。 -
13:00
グループミーティング
営業と週に1度の
ミーティングを実施。 -
16:00
ユーザー対応など
保守業務・顧客訪問
・打ち合わせなど。 -
18:00
退社
今後の目標
私の今後の目標は、IT業界の知識をさらに深めて「会話ができるシステムエンジニア」として信頼関係を築くことです。そのためにも、これからさらに多くのホテルへの導入案件に携わり、それぞれのシステム環境を経験・知識として蓄えていくことで、お客様も気づけないような、より優れたシステムを一緒につくり上げていければと思っています。そして、技術者としてのスキルと知識の向上にも取り組み、市場価値を高め続けていくことも欠かせません。現在の私の業務は基本設計や概要設計までがほとんどですが、緊急の依頼にも応えうるように、直接コードを書いてシステムを開発するスキルも身につけていきたいです。技術力の向上について私が意識をしているのが、トラブルに対して「どんな解決方法があるのか?」ではなく「どんな仕組みでこの状況が生まれているのか?」という理解の仕方をすることです。対症療法ではなく、全体像の理解に努めることが、優れた設計書の作成や、お客様からの質問に対して迅速に反応するための土台になるはずです。
※所属部署・役職は取材当時のものです。