INTERVIEWS
現場と経営、個人と全体
二層の視点で
本質的な課題を見抜く。
Y.K
ソリューション営業
2024年 キャリア採用入社
PROFILE
経営学を学ぶかたわらで、社会科の教職免許を取得するために試験勉強に励んだ大学時代。新卒時は民間への就職を決意し、人材派遣会社で営業職を努めていた。その後は大手メーカーのITグループ会社や、外資系のITコンサルティング企業など場所を変えながら、営業のスキルと経験を磨く。それらを経て、「お客様に寄り添った提案がしたい」との想いから当社への転職を決意し、現在は製造業分野の課題解決に貢献している。

前職
大学では、経営学を学びながら中学校高校の社会科の教員になるために教職試験の勉強に励んでいましたが、就活のタイミングで民間企業を目指すことに決め、人材派遣会社に就職しました。そこで5年ほど勤務した後、「IT分野にチャレンジしてみたい」と考えて転職を決意。そうして、大手メーカーのIT支援を行うグループ会社で、CADやPLMソフトウェアの営業を担当し、およそ15年間にわたり経営層への提案や大規模プロジェクトに携わりました。その後、さらなるキャリアアップを図って3社目となる外資系ITコンサルティング企業に転職。ITベンダー向けに市場調査レポートを用いたコンサルティング提案を行っていました。こうした3つの企業を経て、当社にいたったのは、「これまでに自分が経験したあらゆる経験を活かしたい」と考えたからです。なおかつ、当社の規模感と高いシェア率であれば、今までとは異なる現場のお客様に寄り添った提案ができると考え、入社を決めました。

現在の仕事内容
現在は、製造装置ソリューション統括部で、営業に特化した「エキスパート」の役職を務めています。主な業務は製造業の開発リードタイム短縮やコスト削減、品質向上を実現するPLMソフトウェア「Obbligato」の営業で、年商数百億円規模の企業様に対して提案を行っています。仕事の流れとしては、アカウント営業が収集した課題にもとづき、シナリオ作成から提案、受注までを行うというものです。前職までの経験が活きていると感じるのは、大手メーカーのグループ会社で現場向けのツールを扱っていた経験と、経営層からの目線でコンサルティングを行っていたという「現場と経営の二つの視点」で提案内容を考えられているところです。お客様の中で、そうした二つの視点が剥離していることも少なくありません。現場レベルの設計知識を持った上で、さらに経営レベルでの市場価値を理解した対話ができることにより、「この人は分かってくれる」という安心感をもたらせることが仕事にやりがいになっています。
印象に残っている仕事
入社後間もなく対応した、電子部品メーカー様の案件が記憶に残っています。そのお客様からは「DXの提案をしてほしい」という相談を受けていたのですが、そうした漠然とした要望は経営層からの「何か取り組みをしてほしい」という方針から生まれたものでした。そこで私は、実際の現場業務に必須となるシステムや、設計現場の業務フローから想定される課題の深掘りを行い、設計現場と会社全体の課題を結びつけて「見える化」をしたIR資料を作成。経営層が課題に予算を割くことに価値を感じるよう、経営理念や中期経営計画とも紐付けたシナリオを提案しました。資料を作成する過程では、設計部門と調達部門によって管理システムに違いがあり、それらをどう整えていくべきかという調整面での難しさもありましたが、現場の方々と頻繁に打ち合わせを行い、繰り返し読み解いていくことでそのハードルを乗り越えていきました。結果として提案内容の一部から受注していただく運びとなり、お客様から「よく理解してくれました」との言葉をもらえたことが非常に嬉しかったです。
ある1日のスケジュール
-
09:00
出社
メールやTODOリストの
確認。 -
10:00
資料作成
WEB会議にて
課題ヒアリングと
資料作成。 -
12:00
ランチ
会社周辺のお店で
同僚と一緒にご飯 -
15:00
客先訪問
お客様を訪問し
PLMの
デモンストレーション -
17:30
退社
今後の目標
現在取り組んでいるPLMソフトウェア「Obbligato」の本格導入案件を成功させることが、私にとって直近の目標です。そのためにも、ソフトウェアに対する理解が足りていない部分について、デモ機に実際に触れてみながら、製品の特性や機能を深く細かく理解し、お客様の具体的な課題に応えうる知識を磨きたいと考えています。また、案件を一緒に進めてくれる当社のアカウント営業の方々との提案内容のすり合わせも欠かせません。営業の方はそれぞれアプローチ手法に差があるため、私の描く提案ストーリーと彼らの動き方を最適な形で結びつけ、さらにはシステムエンジニアの方からも信頼してもらえるよう密に連携を取り、実現可能な技術を盛り込んだ提案ができればと思います。そうして、私個人としてではなく、NECネクサソリューションズとして成果を上げられるような営業体制を整えていきたいです。
※所属部署・役職は取材当時のものです。